Googleビジネスプロフィールの効果的な設定と運用ポイントをまとめてみた!

  • 2025年6月30日
  • 2025年6月30日
  • MEO対策
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ビジネス情報設定のポイント

ローカルSEO(MEO)では、次の3つの要素が検索結果への表示順位に影響します。

  1. 検索キーワードとの関連性

  2. 検索ユーザーと店舗の距離

  3. 店舗や企業の知名度

この中でも、検索評価を高めるうえで最も重要なのが「①検索キーワードとの関連性」です。
店舗の業種、サービス、取り扱い商品などが、ユーザーの検索意図とどれだけ一致しているかが大きな鍵となります。

さらに重要な点として、ユーザーがその情報を見たときに「このお店に行ってみたい」と感じるような、魅力的で具体性のある内容になっていることも忘れてはなりません。

まずは、Googleビジネスプロフィールに入力する各情報が、

  • 想定される検索キーワードとの関連性を高めるか

  • ユーザーのアクション(Webサイトの閲覧、電話、ルート案内の利用など)につながるか

この2点を意識して設定を進めましょう。

常に「この情報は関連性の向上に寄与しているか?」「ユーザーの行動を促せる内容か?」と自問しながら最適化を進めてください。

各情報入力の注意点

Googleビジネスプロフィールへの情報登録においては、項目ごとに守るべきルールや注意点があります。これらを誤ると、知らぬ間にガイドライン違反となり、最悪の場合プロフィールの利用停止となる可能性もあるため、必ず理解した上で進めてください。


ビジネス名の設定

新規登録時に設定した「ビジネス名」は、看板や公式Webサイトに記載している店舗名・会社名と同一の表記にすることが原則です。

例)「ジャイロン 六本木店」「ジャイロン 三条寺町店」など、ブランド名+拠点名の形式を採用している場合は、Webサイト側の表記もそれに合わせて統一し、NAP(Name, Address, Phone)の整合性を保ちましょう。

ガイドライン上のルール:

  • 実際に店舗で使用している正式名称を使用する

  • 不要なキーワード(例:サービス名や地名の追加など)を盛り込むのはNG


カテゴリの設定

登録時に選んだ「カテゴリ」も、検索表示に直結する重要な要素です。
適切なカテゴリが設定されていないと、ユーザーに見つけてもらえない可能性があります。

特にビジネスが複数の機能を持つ場合は、追加カテゴリの設定が有効です。

例)
メインカテゴリ:スーパーマーケット
追加カテゴリ:「花屋」「ベーカリー」「ドラッグストア」

このように設定することで、それぞれの業態に関連するキーワードでの検索にも対応できます。
※ただし、公式サイトや投稿コンテンツでも、そのカテゴリに関する情報が掲載されていることが前提です。

カテゴリは非常に細分化されているため、判断が難しい場合は「競合店舗」や「狙っているキーワードで上位に表示されている店舗」のカテゴリを参考にするのもひとつの方法です。


サービス提供地域の設定

デリバリー・出張サービス・訪問型ビジネスなどを提供している場合、「サービス提供地域」の登録が必要です。
検索ボックスから詳細な地域を選択し、対象エリアを明確に設定しましょう。

  • 登録可能な地域数は最大20箇所までです。

  • 無関係な地域の登録は避け、実際にサービス提供しているエリアに限定してください。

ここから、項目ごとにどんどん説明していきます。

営業時間の設定

Googleビジネスプロフィールにおける「営業時間」は、公式サイトに記載している内容と完全に一致させることが重要です。
異なる情報が記載されている場合、Googleによって修正される可能性があります。
公式サイトに営業時間の記載がない場合も、Googleビジネスプロフィール上では必ず正確な情報を登録してください。

また、「閉店時間」はあくまで営業終了の時刻であり、「最終入店時刻」や「ラストオーダー時刻」を代わりに設定することは避けてください。
そうした情報は、次に紹介する「営業時間の詳細」欄に入力しましょう。

たとえば、診療所やクリニックなどで午前・午後に分かれた営業時間の場合は、「営業時間を追加」機能を使って複数の時間帯を登録してください。
24時間営業の場合は「24時間」を選択します。

Googleでは、登録された営業時間に基づき、検索したその瞬間の「営業中/営業時間外」が表示されます。
誤った情報はユーザーの混乱を招くため、常に正確な情報を反映させるよう心がけてください。

営業時間の詳細

業種によっては、閉店間際の来店ではサービス提供ができないケースもあります。
たとえば、飲食店のラストオーダー時刻や美容室の最終受付時刻などが該当します。

そのような情報は「営業時間の詳細」に登録しましょう。設定できる項目には以下のようなものがあります:

  • ランチ

  • ディナー

  • テイクアウト

  • 入店可能時間

  • ハッピーアワー

  • 受け取り

  • 宅配

  • 注文可能時間

  • 朝食/ブランチ/高齢者専用時間帯

  • オンラインサービスの提供時間 など

これらの情報は今後さらに追加・拡充される可能性があります。業態に合わせて適切な項目を設定し、ユーザーにわかりやすく案内しましょう。

特別営業時間の登録

祝日や臨時営業・休業など、通常のスケジュールと異なる営業日には「特別営業時間」を設定してください。
たとえばGoogleマップで「営業中」と表示されていても、実際は休業していると、ユーザーに大きな不信感を与えてしまいます。

誤情報が原因で来店チャンスを逃すだけでなく、クレームや低評価レビューにつながるリスクもあるため、事前の正確な登録が非常に重要です。

登録のポイント

  • 祝日などで「通常通り営業する」場合でも、特別営業時間として「通常時間」を明記しましょう。

  • 特別営業時間を設定していないと、検索結果に「通常と異なる可能性があります」と表示され、ユーザーに不安を与えてしまいます。

あらかじめ年間の祝祭日やイベント日程を確認し、わかっている範囲で早めに入力しておきましょう。

電話番号の設定

ビジネスに関する電話番号は、公式サイトに記載されているものと同一で、直接連絡の取れる番号を登録してください。
フリーダイヤルやIP電話も利用可能です。

  • 市外局番が検索順位に影響することはありません。

  • 最大3つまで追加番号の登録が可能ですが、それらはナレッジパネルには表示されず、Googleが同一店舗情報を判別するために使用されます。

Googleビジネスプロフィールが提供する簡易ウェブサイトでも電話番号は表示されるため、正確な情報を記載しましょう。

ウェブサイトのURL

登録するURLは各店舗ページの個別URLを指定してください。
多店舗展開するブランドの場合、トップページではなく、NAP情報(店舗名・住所・電話番号・営業時間)が記載された店舗専用ページをリンクしましょう。

予約リンク・事前注文リンク・メニューリンク

予約リンク

カウンセリング、施術、診療、体験などの予約ページがある場合は、該当URLを設定してください。
複数ある場合は「☆マーク」で優先リンクを指定します。これがナレッジパネルに表示されます。

事前注文リンク

飲食業などでは、事前注文ページのリンクを設定することで、ユーザーの利便性が向上します。

メニューリンク

提供メニューのページがある飲食店は、該当URLを記載しましょう。アクションにつながる重要な項目です。

メニュー(直接入力)

飲食関連のカテゴリでは、Googleビジネスプロフィール内に「メニュー」を直接登録できます(※スマートフォン・タブレット端末のみ表示)。
以下のポイントを意識して登録しましょう:

  • メニュー名、価格、素材などを記載し、検索関連度を向上

  • 店舗の主力メニューや魅力的な料理を優先

  • サイドメニューばかりを登録すると、主力が埋もれるため注意

サービス(業種による)

特定カテゴリでは「サービス」項目が表示され、ここに提供内容を登録できます。
「メニュー」と同様、モバイルやタブレット端末に表示され、検索関連度の向上にもつながります。

  • 「セクション」にカテゴリ名

  • 「アイテム」に具体的なサービス名と内容を記載

商品

「商品」は、PC含むすべての端末で表示される唯一の情報項目です。
具体的な商品名、説明、価格、注文リンクなどを登録し、ユーザーの購買行動を促しましょう。

  • カテゴリ別に分類可能

  • アクションボタンで注文・問い合わせも可能

  • キーワードや主力商品を積極的に反映

属性(決済・サービスオプション)

業種によって表示される属性項目が異なります。
該当する項目はできるだけ多く設定してください。検索エンジンによる理解を助け、検索結果の表示にも影響します。

決済に関する属性

  • クレジットカード

  • 電子マネー

  • デビットカード など

サービスオプション(飲食店など)

  • イートイン

  • テイクアウト

  • 宅配

  • 非接触デリバリー

  • 店先受取可

  • テラス席の有無 など

ビジネスの説明文(ビジネス情報)

最大750文字まで登録可能な自由記述欄です(220文字程度で折りたたまれます)。
検索順位への直接的な影響はありませんが、ユーザーの行動喚起につながる重要な要素です。

  • 店舗の特徴、地名、最寄駅、人気サービスなどを具体的に記載

  • URLやHTMLタグの使用は不可

  • モバイルでは「詳細」タブに表示

開業日の登録

開業日も正確に入力しておきましょう。
表示はされませんが、ユーザーの信頼感を高める要素になります。
将来的に開業予定の店舗でも、1年先までの予定日を登録できます。開店準備と並行して設定を進めましょう。

写真・動画

魅力的なビジュアル素材は、検索結果での表示・アイキャッチとして効果的です。

  • 外観・内観・スタッフ・商品など、豊富に掲載

  • ユーザーの来店意欲を高める重要要素

  • 写真の充実は検索評価にも好影響

いかがでしたか?

上記の項目を適切に設定し、MEOに高い効果をもたらしましょう!

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