札幌の中心部には、地下鉄駅をつなぐ長い地下歩行空間があります。冬になると、人はここを通って移動するようになり、地上の人通りが目に見えて減ります。つまり札幌では、季節によって人の動く場所そのものが変わります。この記事では、その変化を前提にした情報の出し方をまとめます。
冬は人が地下に移る
札幌駅から大通、すすきのにかけては地下でつながっていて、冬期は多くの人が地上に出ずに移動します。この時期、地上に面した店は「通りがかりに見つけてもらう」機会が減るため、検索で見つけてもらう重要度が上がります。
| 立地 | 冬に起きること | 対策 |
|---|---|---|
| 地下街に面している | 人通りは維持される | 地下からの入口を写真で示す |
| 地上の路面店 | 通行人が減る | 検索経由の来店を増やす。除雪状況を投稿 |
| ビルの上階 | もともと検索頼り | 何階か、エレベーターの位置を明記 |
| 郊外のロードサイド | 積雪で来店が落ちる | 駐車場の除雪状況を投稿 |
地下から入れる店は、その経路を写真で示してください。「地下街○番出口直結」と書いてあるだけで、冬場の来店ハードルは大きく下がります。
積雪期の営業情報は毎日変わりうる
大雪の日は、営業時間を短縮したり臨時休業したりすることがあります。このとき特別営業時間を設定していないと、通常の営業時間が表示されたままになります。
来店した人が閉まっている店を前にしたとき、その体験は口コミに残ります。前日の夜か当日の朝に設定するだけで防げるので、冬期は日課にしてください。
観光客の口コミが評価を動かす
札幌は国内外からの観光客が多く、口コミが多言語で付きます。日本語以外の口コミに返信していない店は珍しくないため、ここで差がつきます。
翻訳を使って構いません。短くても返信があるという事実が、次に見た人への印象を変えます。
すすきのは通称で、住所とは一致しない
すすきのは繁華街の呼び名として定着していますが、住所としては「札幌市中央区南4条西3丁目」のような形になります。検索では「すすきの」が使われるのに、住所には出てこないというずれがあります。
そのため、説明文に「すすきの」という言葉を明示的に入れておく必要があります。住所だけに頼っていると、この言葉で探している人に届きません。
条丁目の住所表記に注意する
札幌市中心部は「北1条西1丁目」のような条丁目表記です。これは全国的には珍しい形式で、GBPの住所欄で正しく解釈されないことがあります。
登録が終わったら、必ずマップで自店を検索してピンの位置を確認してください。ずれている場合は管理画面から手動で修正できます。
雪まつりの期間は別の運用になる
2月のさっぽろ雪まつりの期間は、大通公園周辺を中心に人出が集中します。国内外から来る人が増え、普段とは客層が変わります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1月中 | 会期中の営業時間を特別営業時間で登録する |
| 会期の直前 | 混雑する時間帯を投稿で出す |
| 会期中 | 当日の待ち時間や空席状況を投稿 |
| 会期後 | 通常営業に戻ったことを告知 |
この時期は現場が忙しく、情報更新まで手が回らなくなります。1月のうちに営業時間を登録しておけば、会期中は投稿だけで運用が回ります。
道内の他都市から来る客がいる
札幌は北海道内で唯一の大都市で、旭川・函館・帯広などから買い物や用事で訪れる人がいます。片道3〜4時間かけて来ることもあり、この層には市内の客とは別の情報が必要です。
駐車場の有無、営業時間、予約の可否。この3つが揃っていないと、遠方からの来店は生まれません。特に冬期は道路状況が読めないため、到着時刻がずれても入れるかどうかが判断材料になります。
よくある質問
Q. 冬に何を最優先で更新すべきですか
A. 営業可否です。大雪の日は特別営業時間を設定し、投稿でも一言触れてください。写真やメニューの更新は、この次で構いません。
Q. 外国語の口コミにどう返信すればいいですか
A. 翻訳ツールを使って日本語または英語で短く返信してください。完璧な文章である必要はありません。返信があること自体が、次に見る人への材料になります。
Q. 「すすきの」は住所に書けませんが、どうすればいいですか
A. 住所は正式な条丁目表記で登録し、説明文に「すすきのエリア」と書いてください。住所と検索キーワードは役割が別です。
まとめ
札幌のMEO対策は、冬とそれ以外で条件が変わることを前提に組み立てます。人が地下に移り、積雪で来店が落ち、営業判断が日々変わる。この時期に情報を出し続けられる店は多くありません。
地下からの経路を示すこと、積雪期に営業可否を発信すること、多言語の口コミに返信すること。この3つは今日から始められて、どれも競合がまだ手をつけていない領域です。
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