Googleビジネスプロフィール投稿の注意点|不承認の理由と表示・法令のルール

Googleビジネスプロフィールの投稿の注意点は、大きく分けて3つあります。Googleのポリシーで不承認や削除になる書き方を避けること、割引や「お客様の声」など法令が関わる表現に気をつけること、そして公開後に古くなった情報を放置しないことです。この記事では、Googleビジネスプロフィール ヘルプと消費者庁の資料に沿って、投稿前に確かめるべき点と、不承認になったときの直し方を説明します。投稿の種類や作成手順は投稿機能とは?の記事を先に見てください。

目次

投稿が不承認・削除になる主な理由

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Googleビジネスプロフィール ヘルプの「ビジネス プロフィールの投稿について」には、不承認につながりやすい内容が挙げられています。多くは書き方を少し変えるだけで避けられます。

理由起きやすい例避け方
本文の連絡先情報「ご予約は06-xxxx-xxxxまで」と本文に書く電話のボタンを付け、本文には番号を書かない
品質の低い文章誤字脱字、意味の通らない自動生成文、内容のない宣伝文公開前に声に出して読み、事実と用件があるか確かめる
不適切な表現やリンク攻撃的な言葉、性的な暗示、危険なサイトへのリンクリンク先は自社や予約サービスなど、内容を確かめたページに限る

本文に電話番号やメールアドレスを書かない

投稿のコンテンツポリシーでは、不正を防ぐため、確認されていない電話番号・メールアドレス・SNSのハンドル名を含む投稿は削除されることがあると説明されています。代わりに、プロフィールで確認済みの番号へつながる電話のボタンを使うよう案内されています。店のInstagramへ誘導したい場合も、本文にアカウント名を書くより、ボタンやプロフィールのリンク欄を使うほうが安全です。

中身のない文章や自動生成の文章

ヘルプでは、誤字脱字、自動生成コンテンツ、付加価値のないテキストも不承認の理由になり得るとされています。「お得な情報をお届けします!ぜひお越しください!」のように、何がどうお得なのかが書かれていない文は、お客様にとっても判断の材料になりません。日付・対象・内容のうち、少なくとも2つが入っているかを目安にします。

リンク先のページ

ボタンに設定するリンクも審査の対象です。リンク切れや、投稿と関係のないページへの誘導は避けます。短縮URLを使うと、読む人にも行き先が分かりにくくなるため、元のURLをそのまま入れます。

規制対象の業種で気をつけること

同じヘルプでは、成人向けサービス、アルコール、タバコ、医薬品、健康・医療機器、ギャンブル、花火、武器、金融サービスなどの規制対象の業界について、投稿の利用自体は認められているが、商品に関するコンテンツは含められないと説明されています。

酒類を扱う飲食店の場合

居酒屋やバーが投稿を使うこと自体は問題ありません。気をつけたいのは、酒類そのものを売り込む内容です。飲み放題や新しいお酒の入荷を主役にした投稿は、商品に関するコンテンツとして扱われる可能性があります。料理のコース、店の雰囲気、席の予約など、酒類以外の話題を主役にすると、ポリシーとの関係で迷う場面が減ります。

医療・健康に関わる業種の場合

医薬品や健康・医療機器も規制対象の業界に含まれます。薬局やドラッグストア、医療機器を扱う店は、特定の商品を宣伝する投稿ではなく、営業時間の案内や相談の受付など、店の情報を中心にします。治療の効果をうたう表現は、Googleのポリシーとは別に、医療に関する広告の法令にも関わるため、扱う場合は業界の規制を確かめてからにしてください。

ホテルは特典の投稿を作れない

投稿のコンテンツポリシーには、ホテルは「特典」の投稿を作成できず、特価セールや割引に言及する投稿や、そうした情報へのリンクを含む投稿も作れないと書かれています。通常料金と広告の料金をお客様が混同しないための措置とされています。宿泊施設は、館内の催しや周辺の季節の情報などを最新情報として出す使い方になります。

特典の投稿と価格の表示

割引の投稿では、Googleのポリシーに加えて、景品表示法(商品やサービスの表示について、実際より著しく有利に見せることなどを禁じる法律)にも気をつけます。

「通常価格」との比較の書き方

消費者庁の「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」では、比べる元の価格(「通常価格」など)が、最近の相当期間に実際に販売されていた価格でない場合、お客様に誤解を与えるおそれがあるとされています。「通常5,000円のところ3,000円」と書くなら、5,000円で実際に販売していた実績がある価格かを確かめてから書きます。開店記念などで最初から割引価格で売っている商品に、売ったことのない「通常価格」を並べる書き方は避けます。

条件は利用規約の欄に書く

「平日のみ」「初めての方のみ」「1回限り」などの条件は、本文の最後に小さく添えるより、特典の投稿にある利用規約の欄に書いておくと、読み落としによるトラブルを防げます。期間の終わりの日付と時刻も、実際の受付に合わせて入れておきます。

「お客様の声」を投稿に載せるとき

お客様の感想は説得力がありますが、扱いを間違えると法令に触れるおそれがあります。

ステルスマーケティングの規制

消費者庁によると、2023年10月1日から、事業者の広告であるのに広告と分からないようにする表示(いわゆるステルスマーケティング)が、景品表示法の不当表示として規制されています。投稿は店自身が出すものなので、店の発信であることは明らかです。問題になりやすいのは、実在しない「お客様の声」を作って載せたり、謝礼と引き換えに書いてもらった感想を、その事情を伏せて第三者の自然な声のように見せたりすることです。

実在する声だけを、了解を得て載せる

載せるのは、実際にいただいた感想を、本人の了解を得たうえで紹介する場合に限ります。名前や写真を出すかどうかも本人に確かめます。クチコミとの関係はAIで作った口コミとGoogleの規約の記事で詳しく扱っています。

AIで投稿文を作るときの確認

文章作成のAIを使うと、投稿の下書きは速く作れます。ただ、ヘルプが自動生成コンテンツを不承認の理由に挙げている以上、AIの出力をそのまま出すのは避けます。

起きやすい誤り

AIの文章には、店が実施していない割引や存在しない実績、実在しないお客様の声がもっともらしく入ることがあります。日本語の文の中に外国語の単語がまぎれ込むこともあり、何本もまとめて作ると見落としやすくなります。指示の段階で「実在しない料金・割引・お客様の声・実績は書かない」とはっきり書き、「お客様の声」のように事実の裏づけが要る話題はAIに任せないのが安全です。

公開前に人が全文を読む

予約投稿でまとめて登録する場合も、公開される前に人が全文を読む工程は省きません。投稿の内容に責任を持つのは店のオーナーです。日付・価格・店名の表記を、元の資料と1本ずつ突き合わせます。

写真で気をつけること

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Googleビジネスプロフィール ヘルプの写真の案内では、ピントが合って十分な明るさのある写真を使い、大幅な加工や過度のフィルタは避けるよう求めています。投稿の写真も同じ考え方で選びます。

文字を詰め込んだ画像

チラシをそのまま画像にすると、スマートフォンでは文字が小さくて読めません。伝えたい情報は本文に書き、写真には商品や店内など、内容そのものを写したものを使います。

人が写る写真

スタッフやお客様が写る写真は、本人の了解を得てから使います。施術の前後の写真のように、体の一部が写るものは特に慎重に扱い、了解の取り方を店で決めておきます。口頭で了解をもらった場合も、いつ誰に了解を得たかを記録しておくと、あとで掲載をやめてほしいと言われたときにも落ち着いて対応できます。

公開した後に古い情報を残さない

投稿は出して終わりではありません。終わった企画や、変わった価格が残っていると、それを見て来店した人とのトラブルになります。

見直すタイミングを決めておく

価格の改定、メニューや取り扱いの終了、企画の延長や中止があったときは、その日のうちに投稿一覧を開き、該当する投稿を編集か削除します。月に1回、一覧を上から確かめる日を決めておくと、見落としが減ります。複数のスタッフで投稿している店は、誰がどの投稿を出したかが分からなくなりがちです。投稿の本文と公開日、終わる日を簡単な表に控えておくと、見直しのときにどれを直せばよいかがすぐ分かります。

不承認になったときの直し方

投稿一覧で「不承認」になっていたら、次の順で直します。

ステップ1|違反したポリシーを確かめる

ヘルプによると、ステータスの横にある疑問符アイコンから、違反したポリシーを確認できます。推測で直す前に、まずここを見ます。

ステップ2|該当する部分を直す

連絡先情報ならボタンに置き換え、規制対象の商品に触れていれば話題を変え、写真が理由なら差し替えます。直す範囲は、示されたポリシーに関わる部分に絞ります。

ステップ3|直らなければ作り直す

編集しても状態が変わらない場合は、内容を見直した新しい投稿として作り直します。それでも理由が分からないときは、Googleビジネスプロフィールのヘルプからサポートに問い合わせます。不承認が続くと、プロフィールの管理全体にも気を配る必要が出てくるため、MEOのペナルティの記事もあわせて確認しておくと安心です。

投稿のルールで迷いやすいこと

不承認になる理由で多いのは何ですか?

ヘルプに挙がっている理由のうち、店の側で起きやすいのは、本文への電話番号の記載と、内容の薄い宣伝文です。どちらも書き方を変えれば避けられます。

居酒屋はお酒の写真を投稿に使えませんか?

アルコールは規制対象の業界で、商品に関するコンテンツは含められないとされています。料理や店内を主役にした写真にすると、ポリシーとの関係で迷いにくくなります。

「地域で一番」と書いてもよいですか?

根拠を示せない最上級の表現は避けます。景品表示法では、実際より著しく優れていると誤認させる表示が問題になります。根拠がある場合も、何の調べでそう言えるのかを書けないなら使わないほうが安全です。

古い投稿は消したほうがよいですか?

内容が今も正しい投稿は残して構いません。終わった企画や変わった価格を含むものは、誤解のもとになるので編集か削除をします。

他店の写真やフリー素材を使ってもよいですか?

他店の写真は使いません。フリー素材も、店の実際の様子と違う印象を与えるなら避けます。投稿は自店の情報を伝える場所なので、自分で撮った写真が基本です。

公開前の30秒の確認を習慣にする

注意点は多く見えますが、公開前に確かめることは限られています。本文に連絡先を書いていないか、日付と価格は正しいか、規制対象の商品を主役にしていないか、お客様の声は実在するものか、写真は自店のものか。この5つを公開ボタンの前に確かめるだけで、不承認や公開後のトラブルの多くは防げます。ポリシーは変わることがあるため、迷ったときはGoogleビジネスプロフィール ヘルプの最新の説明を確認してください。

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