動物病院のMEO対策|飼い主に選ばれるGoogleマップ集客

動物病院が検索される場面には、大きく2つあります。日常的なワクチンや健康診断と、急に具合が悪くなったときです。後者は時間との勝負で、検索してから数分で行き先が決まります。

急患の場面で選ばれるために

A white and orange pet ambulance truck with animal illustrations.
Photo by อีหมิน หม่า on Unsplash

ペットの様子がおかしいと気づいた飼い主は、すぐに診てもらえる病院を探します。このとき見られるのは診療時間と、今から行って診てもらえるかどうかです。

確認されること情報の出し方
今開いているか診療時間を曜日ごとに正確に設定する
予約なしで行けるか受付方法を説明文に明記
どの動物を診るか対応動物を明記(犬猫以外も診るか)
夜間・休日はどうか対応の有無と、対応しない場合の案内先

夜間対応をしていない場合でも、近隣の夜間救急を案内しておくと信頼につながります。自院で対応できないことを正直に書くほうが、飼い主にとっては役に立ちます。

日常の通院先として選ばれるには

急患で一度来た飼い主が、その後も通うかどうかは別の判断になります。継続して通う病院を選ぶとき、重視されるのは説明の丁寧さと通いやすさです。

  • 駐車場の有無と台数(キャリーケースを持って移動するため)
  • 待合スペースの様子(犬猫が分かれているか)
  • 対応できる診療内容(手術、歯科、皮膚科など)
  • 予防接種やフィラリアの時期の案内

季節ごとの案内が接点になる

動物病院には季節性のある業務があります。フィラリア予防、狂犬病予防接種、ノミ・ダニ対策。これらの時期に投稿を出しておくと、飼い主が思い出すきっかけになります。

診療内容を具体的に書く

動物病院は外から見ると違いが分かりにくく、「近いから」で選ばれることが多い業種です。しかし対応できる診療には差があり、それを書いている病院は多くありません。

診療の種類書いておく理由
手術の可否と範囲対応できない場合、紹介先があるか
歯科・皮膚科などの専門診療困っている飼い主が探している
エキゾチックアニマル対応できる病院が限られる
高齢動物のケア長く飼っている人が探す

特に専門的な診療は、対応できる病院が限られるため遠方からでも来院されます。書いておくだけで商圏が広がります。

待ち時間への配慮

動物病院は待ち時間が読みにくく、体調の悪い動物を連れて長く待つのは負担になります。

混雑する時間帯を投稿で出す、予約制なら明記する、車で待てるかどうかを書く。こうした配慮が伝わると、飼い主の選択肢に残ります。

獣医療法の広告制限を踏まえる

動物病院の広告には、獣医療法第17条による制限があります。獣医師や診療施設の技能、療法、経歴に関する事項は原則として広告できず、例外として広告できる事項が農林水産省令で定められています。具体的な扱いは、農林水産省の獣医療広告ガイドラインで示されています。2024年4月からは、問い合わせ先、通常必要な診療の内容、主なリスクや副作用、費用をあわせて示すことなどを条件に、特定の技能や療法も広告できるようになりました。この場合も、他院との比較や誇大な表現は認められていません。

GBPの説明文や投稿は病院自身が発信するものなので、この制限を念頭に置いて書いてください。

  • 「手術の成功率が高い」「最先端の治療」など、技能や療法の優秀さを示す表現は使わない
  • 他院より優れていると受け取れる表現を使わない
  • 獣医師の経歴や診療内容を書きたい場合は、ガイドラインで広告できるとされている範囲かを確かめてから載せる
  • 診療時間、休診日、対象動物、予約制か、駐車場など、事実の情報を中心に書く

先に触れた「診療内容を具体的に書く」場合も、行っている診療を事実として示すにとどめ、腕前の評価につながる言い方は避けます。飼い主から寄せられた感謝の言葉を、病院の投稿として紹介するのも控えたほうが安全です。

カテゴリと夜間の電話相談の扱い

GBPには「動物病院」のカテゴリがあります。トリミングやペットホテルを併設している場合は、その業務に合うカテゴリを追加しておくと、該当する検索でも見つけてもらえます。ただし併設業務をメインにすると、急いで診療先を探している飼い主に分かりにくくなるため、メインカテゴリは動物病院のままにしてください。

夜間に電話で相談を受けている場合、営業時間を24時間にすると、来院すれば診てもらえると受け取られます。電話相談だけの時間帯は営業時間に含めず、説明文で「夜間はお電話で状況を伺い、必要に応じて夜間診療の病院をご案内します」のように書き分けてください。

狂犬病予防注射とフィラリアの時期

犬の飼い主には、狂犬病予防法で年1回の予防注射が義務づけられています。注射の期間は毎年4月から6月が基本で、市区町村の集合注射のほか動物病院でも受けられます。この時期の前に、注射の受付方法や、注射済票の交付手続きを病院で代わりに行えるかを投稿しておくと、迷っている飼い主の役に立ちます。

時期飼い主が気にすること投稿の内容
3〜6月狂犬病予防注射受付方法、注射済票の手続き
春〜初夏フィラリア予防の開始事前の検査の要否、予防薬の始め方
気温が上がる時期ノミ・ダニ、熱中症予防薬の種類、ぐったりしているときの連絡先
年末年始・大型連休休診中の急病診療日の告知、休日に受け入れている病院

フィラリア予防を始める時期は地域の気候で変わるため、時期を言い切るより「当院では○月ごろからの開始をお勧めしています」と自院の方針として書くほうが正確です。

初めて連れて行く前に知りたいこと

引っ越しなどで病院を変える飼い主は、初診の受付で何が必要かを気にしています。準備するものを投稿で示しておくと、当日の受付が滑らかになり、飼い主の不安も減ります。

  • ワクチンの接種証明や、前の病院での検査結果があれば持参してほしいこと
  • 普段食べているフードや飲んでいる薬が分かるもの
  • 下痢や血尿などの相談では、便や尿を持ってきてよいか、採り方の注意
  • 猫や小動物はキャリーに入れて来院してほしいこと

健康診断や手術の前に絶食が必要かどうかも、よく聞かれる点です。検査内容によって変わる場合は、予約の際に案内すると書いておくだけでも、飼い主は準備の見当がつきます。駐車場から診察室までの動線も、大型犬を連れてくる飼い主には気になる点です。

よくある質問

Q. 診療時間はどこまで正確に設定すべきですか

A. 昼休みも含めて設定してください。急いで来た飼い主が閉まっている病院の前に立つのは、最も避けたい事態です。

Q. 夜間対応をしていない場合は

A. その旨と、近隣の夜間救急の情報を書いてください。対応できないことを明記するほうが、飼い主にとって役に立ちます。

Q. 病院の写真は何を撮ればいいですか

A. 待合室と診察室です。清潔さと、動物が落ち着ける環境かどうかが伝わります。設備の写真も、対応できる診療の裏付けになります。

Q. 亡くなったペットについての口コミにはどう返信しますか

A. 治療の経過や判断の正しさを返信で説明しようとせず、まずお悔やみを伝えてください。経過の説明が必要な場合は、直接お話しする機会を設けることを書き、病院への連絡方法を添えます。

Q. 口コミで診療費が高いと言われました

A. 個別の動物の診療内容には触れず、検査や処置の費用を事前に説明していることや、希望があれば見積もりを伝えられることを書いてください。動物の診療費は病院ごとに定められており、そのことを知らない飼い主もいます。

まとめ

動物病院のMEO対策は、診療時間の正確さが最優先です。急いでいる飼い主にとって、今開いているかどうかがすべてになります。そのうえで、対応できる診療内容と通いやすさを示せば、継続して通う病院として選ばれます。

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