学習塾を探すとき、検索しているのは保護者です。しかし実際に通うのは子どもで、続くかどうかは子ども側の相性で決まります。この二者の視点が違うことが、塾のMEO対策を難しくしています。
保護者が見ているものと、子どもが感じるもの

| 保護者が確認すること | 子どもにとって重要なこと | |
|---|---|---|
| 費用 | 月謝、教材費、季節講習の追加費用 | 関係ない |
| 場所 | 安全に通えるか、送迎が必要か | 友達が通っているか |
| 指導 | 実績、講師の質、進路指導 | 分かりやすいか、質問しやすいか |
| 雰囲気 | 落ち着いて学べる環境か | 居心地がよいか |
GBPに載せる情報は保護者向けが中心になりますが、教室の写真だけは子どもの視点でも選んでください。体験に来た子どもが「ここなら通える」と感じるかどうかが、入塾の最後の分かれ目になります。
費用を明示していない塾が多い
学習塾で問い合わせが減る最大の要因は、費用が分からないことです。学年や科目数で変わるとしても、目安がないと検討の対象になりません。
「小学生 週1回 月○○円から」といった形で構いません。季節講習が別途かかるなら、それも書いておいてください。後から追加費用が判明することへの警戒が、保護者にはあります。
対象学年と指導形態を先に書く
塾には集団指導、個別指導、映像授業など形態があり、対象学年も塾によって違います。この2つが合わないと、そもそも検討対象になりません。
- 対象学年を明記する(小学生のみ、中学生中心など)
- 指導形態を書く(集団、個別、1対2など)
- 対応できる科目を書く
- 定員があるなら、その旨も書く
入塾の時期に合わせた発信
学習塾には検索が集中する時期があります。新学期前の2〜3月、夏期講習前の6〜7月、受験を意識し始める秋。この時期に情報が整っているかで結果が変わります。
| 時期 | 動く層 | 出す情報 |
|---|---|---|
| 2〜3月 | 新学年に向けて探す層 | 新年度の募集要項、体験の案内 |
| 6〜7月 | 夏期講習を探す層 | 講習の日程と費用 |
| 9〜10月 | 受験を意識する層 | 受験対策の内容、合格実績 |
| 11〜12月 | 冬期講習・直前対策 | 短期講習の案内 |
カテゴリと教室ごとの登録
GBPには塾向けのカテゴリがあり、入力欄に「塾」と打つと候補が表示されます。集団指導と個別指導では保護者が使う検索語が違うので、表示された候補のうち指導形態に近いものをメインにし、英会話やプログラミングなどの講座があれば追加カテゴリで補います。
複数の教室を運営している場合は、教室ごとにプロフィールを作ります。保護者は自宅や学校から通える教室を探しているので、本部の住所しか登録していないと、近くの教室が地図に出てきません。教室ごとに電話番号と開校時間も分けて設定してください。
開校時間と授業時間を書き分ける
塾では、授業のある時間と、問い合わせや自習室に対応できる時間がずれることがよくあります。午後から夜までしか教室を開けていないのに営業時間を空欄にしていたり、本部の事務時間を入れていたりすると、保護者が電話をかけても誰も出ないことになります。
- GBPの営業時間には、教室に講師や事務スタッフがいる時間を入れる
- 授業の時間割は投稿か説明文で別に示す
- 自習室の開放時間が別にあるなら、説明文に書く
- 定期テスト前の特別開校や講習期間の時間変更は、特別営業時間で登録する
特定商取引法と費用の示し方
学習塾は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」の対象です。契約期間が2か月を超え、金額が5万円を超える契約では、契約前の概要書面と契約時の書面の交付が必要になり、クーリング・オフや中途解約のルールも定められています。
GBPに料金の目安を書くときも、月謝だけを目立たせて教材費や講習費を伏せるような出し方は、あとから保護者の不信を招きます。実際より有利に見える表示は、景品表示法の有利誤認にあたるおそれもあります。項目を分けて書いておけば、他塾と比べられても説明がつきます。
| 費用の項目 | 書き方の例 | 添えておくこと |
|---|---|---|
| 入塾金 | ○○円(期間中は免除など) | 免除の条件と期間 |
| 月謝 | 学年と週の回数ごとの目安 | 税込かどうか |
| 教材費 | 年額か学期ごとか | 購入が必須かどうか |
| 季節講習 | 講習ごとの目安 | 受講が任意か必須か |
合格実績の数え方と生徒の写真
合格実績を載せるときは、数え方をはっきりさせてください。体験授業や短期講習だけを受けた生徒を含めるのか、在籍生だけなのかで、同じ数字でも意味が変わります。数え方を書かずに大きな数字だけを出すと、実際より成果があるように見え、保護者の信頼を損ねます。
教室の様子を撮るときは、生徒の顔が写らない角度にするか、保護者の同意を得てから載せます。机の並び、ホワイトボード、自習スペース、玄関から教室までの動線など、人が写っていなくても雰囲気は伝わります。夜の帰り道を心配する保護者もいるので、教室前の道の明るさが分かる外観写真もあると判断の助けになります。
送迎と通塾の安全をどう伝えるか
小学生の保護者が気にするのは、夜の通塾の安全です。授業の終わる時間が遅い塾ほど、迎えに行くべきか、子どもだけで帰らせてよいかを判断する材料が求められます。
| 保護者の心配 | GBPで示せること |
|---|---|
| 迎えの車をどこに止めるか | 停車できる場所、近隣に迷惑をかけない止め方 |
| 自転車で通えるか | 駐輪場の有無と台数 |
| 子どもが着いたか分からない | 入退室を保護者に知らせる仕組みがあるか |
| 帰りが遅くなる | 最終授業の終了時刻、講師が見送りをしているか |
教室の前に送迎の車が並んで近隣から苦情が出ると、それが口コミに書かれることもあります。停車場所を先に案内しておくことは、保護者の安心と近隣への配慮の両方につながります。
体験授業のあとの連絡の仕方
体験授業を受けた家庭は、ほかの塾の体験と比べてから入塾先を決めることが多くあります。体験の申し込みを受けた時点で、その後に面談があるのか、電話で連絡するのか、入塾を決める期限はあるのかを伝えておくと、保護者は比較の予定を立てられます。
体験のあとに何度も電話をかけると、検討中の保護者には負担に感じられます。連絡の回数や方法を事前に示しておくことも、勧誘を警戒する保護者への配慮として、GBPの投稿に書いておける内容です。
よくある質問
Q. 合格実績は載せるべきですか
A. 保護者が最も気にする情報のひとつです。ただし人数だけでなく、どういう指導でそこに至ったかを添えると説得力が増します。
Q. 体験授業の案内はどこに書けばいいですか
A. 説明文に有無を書き、詳細は投稿で出してください。無料かどうか、予約が必要かも明記します。
Q. 口コミが集まりにくいです
A. 成績が上がったタイミングや、受験が終わった時期にお願いするのが自然です。保護者は他の保護者の声を重視します。
Q. 口コミに講師の名前や生徒の志望校が書かれていた場合は
A. 返信でさらに個人名を重ねる必要はありません。教室としてお礼を伝えれば十分です。成績や志望校など、生徒本人が特定されかねない話題には返信で触れないでください。
Q. 欠席や振替の連絡方法も書いたほうがいいですか
A. 書いてください。保護者は通わせたあとのやり取りも気にしています。欠席の連絡を電話で受けるのかアプリで受けるのか、振替授業ができるかを示しておくと、通塾の様子を具体的に想像してもらえます。
まとめ
学習塾のMEO対策は、保護者と子どもの両方を意識します。費用と対象学年を明示して保護者の検討対象に入り、教室の写真で子どもが通える場所だと感じてもらう。この2段構えが入塾につながります。
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