クリニックを探す人の検索には、他の業種にない特徴があります。院名ではなく症状で探すことです。「歯が痛い 近く」「熱 何科」のように、困っている状態がそのまま検索語になります。
症状から探されている

検索する人は、自分がどの診療科にかかるべきかも分かっていないことがあります。そのため、対応できる症状や診療内容を具体的に書いておくと接点が生まれます。
| 書き方 | 届く相手 |
|---|---|
| 診療科名だけ(内科、歯科) | 科が分かっている人のみ |
| 対応できる症状を列挙 | 症状で探している人 |
| 専門的な診療を明記 | その治療を探している人(遠方からも) |
| 対応できないことも書く | 行ってから断られる事態を防げる |
特に効くのが専門的な診療の明記です。対応できる医院が限られる治療は、書いておくだけで商圏が広がります。
診療時間の正確さが最優先
体調が悪い人にとって、今日行けるかどうかがすべてです。診療時間が実態と違っていると、具合の悪い人が閉まっている医院の前に立つことになります。
- 昼休みの時間も設定する(午前と午後で分ける)
- 受付終了時刻が診療終了時刻と違う場合は説明文に書く
- 休診日を正確に設定する(祝日の扱いも)
- 学会や研修での臨時休診は特別営業時間で登録する
受付終了が診療終了の30分前、といった医院は多くあります。これを書いていないと、間に合うと思って来た人を断ることになります。
予約の受け方を明示する
予約制なのか、当日受付なのか。ここが分からないと、行ってよいのかどうかが判断できません。
| 受付の形 | 書いておくこと |
|---|---|
| 完全予約制 | 予約方法と、当日枠があるか |
| 予約優先 | 予約なしの場合の待ち時間の目安 |
| 当日受付のみ | 受付時間と、混雑する時間帯 |
| Web予約あり | 予約リンクをGBPに設定する |
カテゴリは標榜している診療科に合わせる
GBPのメインカテゴリは、検索結果でどの診療を行う医院として扱われるかに直結します。入力欄に「歯科」「内科」などと打つと関連するカテゴリが候補に出るので、看板に掲げている診療科と食い違わないものを選んでください。メインは1つだけで、それ以外の診療科は追加カテゴリに回します。
歯科の場合、医療法で広告できる診療科名は「歯科」「矯正歯科」「小児歯科」「歯科口腔外科」の4つです。GBPのカテゴリや説明文でも、この標榜と矛盾する見せ方は避けます。矯正歯科を標榜していない医院が、説明文で矯正の専門院のように見せるのは控えてください。
| 医院の実態 | メインカテゴリの考え方 | 説明文で補うこと |
|---|---|---|
| 一般歯科が中心で子どもの来院も多い | 一般的な歯科のカテゴリ | 小児の受け入れ、キッズスペースの有無 |
| 矯正歯科も標榜している | 患者数の多いほうをメインに | 矯正の相談日、自由診療の費用 |
| 内科と小児科を併設 | 来院の多い科をメインに | 小児の受付時間が別ならその時間 |
| 皮膚科で美容施術も行う | 保険診療の科をメインに | 自由診療の料金とリスク |
医療広告ガイドラインに沿った書き方
2018年6月に施行された改正医療法で、医療機関のウェブサイトなども広告規制の対象になりました。GBPの説明文や投稿は医院が自ら出す情報なので、厚生労働省の医療広告ガイドラインの考え方に沿って書いておくのが安全です。
- 「地域で一番」「最新の治療」など、他院より優れていると示す表現や誇大な表現を使わない
- 治療の内容や効果についての患者の体験談を、医院の発信として載せない
- 治療前後の写真を載せるなら、治療内容、費用、主なリスクや副作用の説明を添える
- 自由診療を案内するときは、標準的な費用と治療期間、リスクを書く
口コミそのものは患者が自分の意思で書くものですが、医院が良い口コミだけを選んで投稿やホームページに転載すると、体験談を広告に使っている形になります。口コミは口コミ欄のまま扱い、医院からの発信には流用しないでください。
説明文は750文字の中で優先順位をつける
説明文に書けるのは750文字までです。限られた字数のなかで、来院前に必要なことから順に並べます。
- 標榜診療科と、主に対応している症状
- 予約制か、当日受付があるか
- 保険診療か自由診療か(両方なら主な自由診療メニュー)
- 駐車場、段差のない入口、駅からの道順
- 外国語での受診に対応している場合は、その言語
症状は「歯ぐきの腫れ」「子どもの虫歯」のように、患者が実際に口にする言葉で書くと、検索の語と重なりやすくなります。専門用語は、そのあとに補足として添える程度で足ります。
季節で増える受診への備え
| 時期 | 増える受診 | GBPでの準備 |
|---|---|---|
| 10〜12月 | インフルエンザなどの予防接種 | 予約方法、対象年齢、予定数が埋まったときの告知 |
| 2〜4月 | 花粉症の相談 | 初診で受けられる検査や処方の範囲 |
| 5〜7月 | 学校の歯科健診のあとに届く受診のお知らせ | 小児の受け入れ、健診結果の用紙を持参してよいか |
| 年末年始・大型連休 | 休診中の急な痛みや発熱 | 特別営業時間の登録、休日診療所の案内 |
学校の健康診断は毎学年6月30日までに行うことになっているため、初夏は受診を勧める用紙を持った保護者が歯科を探す時期と重なります。この時期に小児の予約枠や土曜の診療を投稿しておくと、探している保護者の目に留まります。
初診の前に知りたいことに答えておく
初めての医院にかかる人は、受付で何を求められるかを気にしています。2024年12月に従来の健康保険証の新規発行が終わり、マイナ保険証か資格確認書で受診する形に移りました。窓口でマイナ保険証が使えるか、読み取りの機械がどこにあるかは、高齢の患者や家族からよく聞かれる点です。
- 持参するもの(マイナ保険証または資格確認書、お薬手帳、紹介状、子どもなら母子健康手帳や医療証)
- 初診で受付から会計までにかかる時間の目安
- 問診票をホームページから事前に記入できるか
- 自由診療でカードや電子決済が使えるか
こうした内容は説明文に入りきらないため、投稿で一度まとめて出し、内容が変わるたびに出し直す形が向いています。
よくある質問
Q. 対応できない症状も書くべきですか
A. 書いてください。来院してから対応できないと伝えるより、事前に分かるほうが患者にとって親切です。紹介先があるなら、それも書いておくと信頼につながります。
Q. 口コミへの返信で注意することは
A. 症状や治療内容には触れないでください。個人の医療情報にあたるため、「ご来院ありがとうございました」といった一般的な返信にとどめます。
Q. 写真は何を撮ればいいですか
A. 待合室、診察室、外観です。清潔感と、初めてでも入りやすいかが伝わります。院内が明るいかどうかも判断材料になります。
Q. 医院名に駅名や診療科を付け足してもいいですか
A. GBPのビジネス名は、看板や届け出ている名称など、実際に使っている名前と同じにしてください。検索を意識して語句を足すとGoogleのガイドラインに反し、プロフィールが停止されることがあります。
Q. 予約リンクには何を設定すればいいですか
A. Web予約を使っているなら、その予約ページのURLを設定します。電話予約だけの場合は無理に設定せず、電話の受付時間を説明文に書いてください。予約システムで初診と再診のページが分かれているなら、初めての人が迷わないよう初診用のページを設定します。
まとめ
クリニック・歯科医院のMEO対策は、診療時間の正確さと、対応できる症状の明示が軸です。症状で探している人に届く書き方をして、今日行けるかどうかが即座に分かる状態にしてください。
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