Googleビジネスプロフィールのカテゴリ設定|メインと追加の違いを解説

カテゴリとは、Googleビジネスプロフィールで「この店が何の業種か」をGoogleに伝える設定項目です。メインカテゴリ1つと追加カテゴリ(サブカテゴリ)9つの、合計最大10個まで設定できます。カテゴリはローカル検索の順位を左右する最重要設定のひとつで、選び方を誤ると本来表示されるべき検索に出なくなります。本記事では、メインと追加の違い、検索への影響、選び方の基準と注意点を解説します。

カテゴリとは?メインカテゴリと追加カテゴリの違い

業種の異なる店舗が並ぶ商店街のイラスト風景
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カテゴリには「メインカテゴリ」と「追加カテゴリ」の2種類があり、役割の重みが異なります。メインは1つだけ設定でき、検索順位への影響がもっとも大きい項目です。

メインカテゴリは、ビジネスの中核となる業態を表すもので、プロフィール上にも表示されます。たとえばラーメン店なら「ラーメン屋」、カットが中心の美容室なら「美容院」がメインです。一方の追加カテゴリは、メインでは表しきれない提供サービスを補足する役割で、最大9つまで設定できます。ネイルも提供する美容室なら「ネイルサロン」を追加する、といった使い方です。なお、カテゴリはGoogleが用意した数千種類の選択肢から選ぶ方式で、自由な文言は登録できません。該当カテゴリの選択肢は随時追加・変更されるため、定期的な見直しも有効です。

カテゴリがローカル検索順位に与える影響

結論として、カテゴリは「どの検索キーワードで自店が候補になるか」を決める入口です。設定が実態とずれていると、露出機会そのものを失います。

Googleはローカル検索の順位を「関連性・距離・知名度」で決めており、カテゴリは関連性の判断材料の中核です。ユーザーが「渋谷 整体」と検索したとき、Googleはまず「整体院」カテゴリを持つプロフィールを候補として拾い上げます。ここで自店が「マッサージ店」しか設定していなければ、そもそも候補に入りにくくなるのです。また、カテゴリによって使える機能や表示される属性も変わります。飲食系カテゴリならメニュー機能、宿泊系なら料金表示など、カテゴリは機能面の入口でもあります。だからこそ、実態にもっとも近いカテゴリを正しく選ぶことが、MEO対策の出発点になります。

カテゴリの選び方3つの基準

メニュー一覧から項目を選択するスマートフォン操作
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カテゴリ選びは「具体性・実態・競合」の3つの基準で判断します。順に見ていきましょう。

  1. できるだけ具体的なカテゴリを選ぶ:「レストラン」より「イタリア料理店」、「クリニック」より「皮膚科」のように、具体的なカテゴリのほうが検索意図と強く結びつきます。Googleも包括的なカテゴリより具体的なカテゴリの使用を推奨しています。
  2. 実際に提供しているサービスだけを設定する:集客目的で実態のないカテゴリを追加するのはガイドライン違反です。テイクアウト専門店が「レストラン」を名乗るような設定は、ユーザーの誤解とクレームのもとになります。
  3. 上位競合の設定を参考にする:狙うキーワードで上位表示されている店舗のプロフィールを見ると、表示されているメインカテゴリが確認できます。同業で成果を出している設定は有力な判断材料です。

迷ったら「売上の中心となる業態は何か」でメインを決め、それ以外の提供サービスを追加カテゴリで補うのが基本形です。

設定・変更時の注意点4つ

カテゴリは影響力が大きいぶん、扱いにも注意が必要です。特に次の4点を押さえてください。

  • 追加カテゴリの詰め込みすぎに注意:最大9つ設定できますが、関連の薄いカテゴリを増やすと、Googleから見た「この店の専門性」がぼやけ、かえって評価が分散する恐れがあります。実態のある3〜5個程度に絞るのが目安です。
  • 変更後は表示が変動する場合がある:カテゴリ変更は関連性の再評価につながるため、直後は順位が動くことがあります。繁忙期直前の大幅変更は避けましょう。
  • 変更で再確認が発生することがある:メインカテゴリの大きな変更は、オーナー確認のやり直しを求められる場合があります。
  • 季節・業態変更時は見直しを忘れずに:業態転換やサービス追加をしたら、カテゴリも同時に更新します。実態とのずれは機会損失に直結します。

設定手順と確認方法

カテゴリの設定は管理画面から数分で完了します。手順は次のとおりです。

Google検索で自店名を検索し、表示される管理メニューから「プロフィールを編集」を開きます。「ビジネス情報」の中のカテゴリ欄で、メインカテゴリの変更と追加カテゴリの登録ができます。入力欄にキーワードを打ち込むと候補が表示されるので、もっとも近いものを選択して保存してください。保存後は、実際の検索画面で自店のプロフィールにメインカテゴリが正しく表示されているかを確認しましょう。あわせて、狙っているキーワードでの検索順位を記録しておくと、カテゴリ変更の効果を検証できます。

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業種別:メインと追加カテゴリの決め方の例

カテゴリの名前は、Googleが用意した候補の中から選びます。候補の表記は時期によって変わることもあるため、ここでは具体的な名前を並べるのではなく、業種ごとの決め方の考え方を整理しました。実際の候補は、管理画面の入力欄に業種名を打ち込んで確認してください。

業種の例メインカテゴリの考え方追加カテゴリの考え方
ラーメン店などの専門店看板にしている料理名に一番近い候補テイクアウトなど、実際に提供している形態
美容室カットやカラーが中心なら美容室系の候補ネイルやまつげなど、メニューにある別のサービス
整骨院・整体保険診療が中心か、自費の施術が中心かで選ぶ提供している施術に対応する候補だけ
歯科医院一般歯科の候補矯正・小児など、実際に診療している科目
不動産会社売買・賃貸のどちらが中心かで選ぶ管理など、実際に扱っている業務

迷ったら「お客様が打ち込む言葉」から考える

メインカテゴリに迷ったときは、お客様がGoogleマップで実際に打ち込みそうな言葉(「地域名+料理名」「地域名+業種」など)で検索し、上位に出てくる店のメインカテゴリを確かめるのが近道です。次の節で、実際にこの手順でカテゴリのずれが見つかった例を紹介します。

支援の現場で見た「カテゴリのずれ」

当センターが支援を始めたある海鮮料理店では、メインカテゴリが「和食店」になっていました。漁港のそばで、地元の魚を出す食事処です。

そこで「地域名+海鮮+ランチ」の形でGoogleマップを検索し、上位に出てくる店を調べました。上位7件のうち5件はメインカテゴリが「魚介料理」で、この店は上位10件にも入っていませんでした。

和食店は間違いではありませんが、海鮮を食べたい人が探す語句との結びつきは、魚介料理のほうが強いと考えられます。カテゴリを選ぶときは、次の順で確かめると判断がぶれません。

  • お客様が実際に打ち込む語句(地域名+料理名など)でマップを検索する
  • 上位の店のメインカテゴリを、それぞれのプロフィールで確かめる
  • 自店で一番売れているもの、看板にしているものと照らし合わせる
  • 変更したら日付を記録し、数週間後に同じ語句で順位を確かめる

カテゴリを変える前に、そのプロフィールのオーナー権限が誰にあるかも確かめてください。この店では、地図に「ビジネスオーナーですか?」という表示が出ていて、権限の所在を確認するところから作業が始まりました。

カテゴリと一緒に見直したい設定

カテゴリと属性は別の設定

「駐車場あり」「Wi-Fi利用可」などは、カテゴリではなく「属性」として設定します。カテゴリの入力欄に打ち込んでも候補には出てきません。カテゴリを決めたら、編集画面の属性もあわせて見直しておくと、絞り込み検索にも対応しやすくなります。

訪問・出張型のサービスの場合

清掃や修理など、お客様のところへ出向くサービスでは、住所を非表示にしてサービス提供地域を設定します。この場合も、カテゴリの選び方は店舗型と同じです。提供しているサービスに一番近い候補をメインに選びましょう。

候補が見つからないときは別の言い方で探す

希望する業種が見つからないときは、「美容院」と「美容室」のように別の言い方で入力してみると、候補が出てくることがあります。それでも見つからない場合は、意味が一番近い上位のカテゴリを選び、ビジネスの説明文やサービスの欄で具体的な内容を補います。

実例:追加カテゴリがGoogleによって外されたケース

カテゴリは一度決めたら終わりではありません。当センターで確認したあるプロフィールでは、追加カテゴリに入れていた「広告代理店」が、2026年10月時点でGoogleによって外されていました。編集画面には「業種は Google によって更新されました。」と表示され、変更前の一覧も確認できます。

ビジネス情報の編集画面。業種はGoogleによって更新されましたという通知と、現在と変更前のカテゴリ一覧
実際のビジネスプロフィールの編集画面。変更前にあった「広告代理店」が現在の一覧から消えている(2026年10月2日撮影・社名は伏せています)

このカテゴリは、外部の運用ツールからプロフィールを更新しようとしたときに候補として出てこず、ツール経由では選び直せない状態でした。カテゴリは名前で選ぶのではなく、Googleが用意した候補の中から選ぶものです。ツールやAPIの候補一覧とGoogle側の一覧がずれていると、保存のときにカテゴリが欠けることがあります。

  • 外部ツールからプロフィールを保存したあとは、Googleの管理画面でカテゴリが全部残っているかを確かめる
  • 事業の中心から遠いカテゴリほど外されやすいので、追加カテゴリは実際に提供しているサービスに絞る
  • 外れていたら、すぐに入れ直す前に、そのカテゴリが本当に必要かを見直す

よくある質問(FAQ)

Q. カテゴリは最大何個まで設定できますか?

メインカテゴリ1つ+追加カテゴリ9つの合計10個までです。ただし上限まで埋める必要はなく、実態のあるカテゴリを3〜5個程度に絞るほうが専門性が伝わりやすくなります。

Q. 希望する業種がカテゴリの選択肢にありません。どうすればいいですか?

もっとも近い意味のカテゴリを選んでください。カテゴリは自由入力ができないため、完全一致がない場合は上位概念のカテゴリで代用し、詳細はビジネスの説明文やサービス欄で補足します。カテゴリの選択肢は随時追加されるため、定期的に再検索してみるのも有効です。

Q. メインカテゴリと追加カテゴリはどちらが順位に影響しますか?

メインカテゴリの影響が大きいとされています。もっとも集客したいキーワードに対応するカテゴリをメインに据え、その他の提供サービスを追加カテゴリで補完する構成が基本です。

Q. カテゴリを変更したら順位が下がりました。戻すべきですか?

変更直後の変動は再評価によるもので、数週間で安定することが多いです。新しいカテゴリが実態に合っているなら、最低2〜4週間は様子を見てから判断してください。頻繁な変更の繰り返しは評価を不安定にするため避けましょう。

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