車の販売店が他の物販と違うのは、売ったあとの付き合いが何年も続く点です。点検、車検、修理、そして次の買い替え。この長い関係を前提に情報を出すと、新車購入の検索だけを狙うより幅が広がります。
購入だけでなく整備でも探される

| 検索の場面 | 使われる言葉 | 求められること |
|---|---|---|
| 新車・中古車を買いたい | 地域名+車種、中古車 | 在庫、価格帯、試乗の可否 |
| 車検の時期 | 地域名+車検 | 料金、日数、代車の有無 |
| 故障・修理 | 近く+修理、急ぎ | 当日対応の可否、営業時間 |
| 点検・オイル交換 | 近く+整備 | 予約の要否、所要時間 |
購入を狙う情報だけを出している店は多く、整備や車検の情報を出しておくと別の入口から接点を作れます。
代車と所要時間が判断材料になる
車を預ける必要がある業務では、その間の移動手段が確保できるかが来店の条件になります。代車があるかどうか、当日で終わるかどうかは先に知りたい情報です。
- 代車の有無と台数を説明文に書く
- 車検・整備の所要時間の目安を書く
- 当日対応ができる作業を明記する
- 予約が必要かどうかを書いておく
展示場の写真を出す
車の販売店では、実際に何台くらい並んでいるかが来店の動機になります。選択肢が少なそうだと感じると、別の店に行かれます。
展示場や在庫車が並んでいる写真を出してください。1台ずつの写真より、全体が写っている写真のほうが「見に行く価値がある」と伝わります。
車検の時期に合わせた情報発信
車検は2年ごとに必ず来る需要です。期限が近づくと車検を扱う店を探し始めるため、この時期に見つけてもらえるかが分かれ目になります。
- 車検の基本料金と、追加費用の考え方を書く
- 代車の有無と台数を明記する
- 所要時間(当日か、預かりか)を書く
- 早期予約の割引があれば投稿で出す
車検は価格差が分かりにくく、総額の見当がつかないことが不安になっています。基本料金だけでも示しておくと、比較の土俵に乗ります。
季節ごとの需要を押さえる
自動車には季節性のある需要があります。この時期に投稿を出しておくと、思い出すきっかけを作れます。
| 時期 | 需要 | 投稿の内容 |
|---|---|---|
| 10〜11月 | 冬タイヤへの交換 | 交換の予約受付、保管サービスの有無 |
| 3〜4月 | 夏タイヤへの交換 | 同上 |
| 夏前 | エアコンの点検 | 点検メニューと料金 |
| 年度末 | 新車の登録 | 納車までの期間 |
販売と整備でカテゴリと時間を分ける
車の販売店のカテゴリは、新車の正規販売店か、中古車販売店か、整備や車検が中心かで選び分けます。入力欄に「自動車」「中古車」「車検」などと打つと関連する候補が表示されます。メーカーの正規販売店は、メーカー名を含む販売店のカテゴリが候補に出ることがあるので、該当するものがあれば選んでください。
販売と整備の両方を行う店舗でも、メインカテゴリは1つです。売上の中心がどちらかで選び、もう一方は追加カテゴリに入れます。整備の受付時間が販売と違うなら、GBPの「その他の営業時間」でサービス部門の時間を別に設定できます。
認証工場か指定工場かを書く
車検を探している人にとって、店が認証工場か指定工場かは判断材料になります。どちらも道路運送車両法に基づいて国の認証や指定を受けた工場ですが、指定工場は検査の設備と検査員を備えており、工場内で検査まで行えるため、車を運輸支局へ持ち込まずに車検を終えられます。認証工場の場合は、整備した車を運輸支局などに持ち込んで検査を受けます。
預ける日数に関わる違いなので、説明文に「指定工場(民間車検場)」のように書いておくと、日数を気にしている人に伝わります。2020年4月からは、自動ブレーキなどに使うカメラやセンサーの整備が「特定整備」として認証の対象になりました。電子制御装置の整備に対応しているかどうかも、新しい車に乗る人が確かめたい情報です。
車検は、有効期間の満了日の2か月前から受けても、次の有効期間が短くならない仕組みです(2025年4月に、それまでの1か月前から広がりました)。早めの予約を案内する投稿は、この仕組みとあわせて伝えると納得されやすくなります。
中古車の価格表示と景品表示法
中古車の価格は、自動車公正取引協議会の公正競争規約により、2023年10月から「支払総額」での表示が求められています。車両本体価格だけを目立たせ、登録費用や整備費用を後から上乗せする売り方は認められていません。GBPの投稿で在庫車を紹介する場合も、支払総額と、その総額に含まれる範囲を書いてください。
- 修復歴の有無を明示する
- 走行距離は実際の値で書き、メーター交換歴があればその旨を書く
- 「車検2年付き」など整備や保証の条件は、別料金かどうかを添える
- 売れた車の投稿は残さない(来店しても買えない車で客を呼ぶことになる)
新車でも、値引きや下取りの上乗せを「今だけ」とうたう投稿は、実際には期間を決めていないなら有利誤認につながります。期限を書くなら、その日まで条件を守れる内容にしてください。
試乗と商談の予約を分かりやすくする
購入を考えている人の多くは、店に行く前に、試乗できる車種と商談にかかる時間を知りたがっています。週末は来店が重なりやすいため、予約の有無で待ち時間が大きく変わります。
| 来店の目的 | 書いておくこと |
|---|---|
| 試乗 | 試乗車のある車種、運転免許証の持参、予約の方法 |
| 見積もり・商談 | 所要時間の目安、下取り査定に必要な書類 |
| 納車 | 手続きにかかる時間、操作説明の有無 |
| 子ども連れの来店 | キッズスペースの有無 |
リコールやサービスキャンペーンが発表された直後は、対象車の持ち主からの問い合わせが増えます。受付の方法を投稿で知らせておくと、整備の予約が特定の日に集中するのを避けられます。対象かどうかは車検証の情報で調べられることも、あわせて案内しておくと親切です。
よくある質問
Q. 在庫車をGBPに載せるべきですか
A. 個別の在庫より、取扱メーカーと価格帯を書いてください。在庫は入れ替わるため、更新が追いつかなくなります。
Q. 整備の情報も出したほうがいいですか
A. 出してください。車検や修理で探している人は購入検討層とは別におり、そこから長期的な関係が始まることもあります。
Q. 口コミをお願いするタイミングは
A. 納車のときが最も自然です。車検や整備で来店された方にも、作業完了時にお願いできます。
Q. 修理の見積もりが高いという口コミにはどう返信しますか
A. 金額の妥当性を返信で細かく論じるより、見積もりの内訳を説明できることと、純正部品とリビルト品などの選択肢を相談できることを伝えてください。次に見積もりを頼む人が、相談の余地があると分かります。
Q. 営業時間外に故障の問い合わせが来ます
A. 営業時間外は対応できないことを説明文に書き、自動車保険に付いているロードサービスを使う方法などを投稿で紹介しておくと、困っている人の役に立ちます。翌営業日の受付方法もあわせて示してください。
Q. 他店で買った車の整備も受けられるかと聞かれます
A. 受け入れているなら、そのことを説明文に書いてください。正規販売店は自社で扱う車だけを整備すると思われていることがあり、他メーカーの車の点検や車検に対応しているかどうかで、整備の入口が広がります。
まとめ
カーディーラー・自動車販売店のMEO対策は、購入と整備の両方を入口にすることが軸です。代車の有無、所要時間、展示場の様子。この3つを出すだけで、来店の判断材料が揃います。
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