居酒屋が他の飲食業と違うのは、「何人で行くか」が店選びの最初の条件になる点です。2人と8人ではまったく別の店が候補になり、検索語にも人数や個室の有無が入ります。
人数と個室の有無で候補が決まる

| 利用の場面 | 人数 | 検索で使われる言葉 | 必要な情報 |
|---|---|---|---|
| 仕事帰りの一杯 | 1〜2人 | 近く、カウンター | 営業時間、ひとりでも入れるか |
| 少人数の飲み | 3〜4人 | 個室、静か | 席のタイプ、予約の可否 |
| 歓送迎会・宴会 | 10人以上 | 宴会、コース、貸切 | 収容人数、コース内容、予約方法 |
| 二次会 | 人数不定 | 深夜、遅くまで | 閉店時刻、当日でも入れるか |
自店がどの規模に対応できるかを説明文に書いてください。「最大24名の宴会に対応」「カウンター8席」のように具体的な数字を出すと、候補に残るかどうかが即座に判断されます。
予約への導線を切らさない
居酒屋は予約が前提になる場面が多く、検索した人はそのまま予約したいと考えています。ここで電話しかない、営業時間外で電話に出られない、となると別の店に流れます。
- 予約リンクをGBPに設定する(予約サイトを使っている場合)
- 電話予約のみの場合は、受付時間を説明文に明記する
- 当日の予約に応じるかどうかも書いておく
- 宴会の予約は何日前までか、人数の下限を書く
繁忙期の対応で差が出る
歓送迎会の時期と忘年会シーズンは、居酒屋にとって年間で最も予約が集中する期間です。この時期に情報が古いままだと、一年で最大の機会を逃します。
シーズンに入る前に、コース内容と価格、予約の受付状況を投稿で出しておいてください。11月に入ってからでは、既に予約先を決めている人が多くなります。
料理の写真は品数より照明
居酒屋の写真でよくあるのが、店内の暗い照明のまま撮った料理写真です。実際の雰囲気は伝わりますが、料理そのものが美味しそうに見えません。
- 料理は明るい場所か、窓際で撮る
- 湯気が出ているうちに撮る
- 一皿ずつではなく、テーブル全体を撮ると量感が伝わる
- 看板メニューは複数の角度から撮っておく
スマートフォンで構いません。重要なのは機材ではなく、明るさと鮮度です。
ランチをやっているなら別で見せる
夜が主体の居酒屋でも、昼にランチを出している店があります。この場合、夜の情報だけを出しているとランチの需要を取りこぼします。
営業時間を昼と夜で分けて設定し、ランチメニューの写真を載せてください。同じ店でも、昼と夜では別の客層が探しています。
看板料理でカテゴリを組み合わせる
GBPには「居酒屋」のカテゴリがありますが、焼き鳥、海鮮、もつ鍋など看板料理がはっきりしている店は、料理の種類で探す人にも届くよう、その料理に合うカテゴリを組み合わせてください。どちらをメインにするかは、客がその店を何屋として覚えているかで決めます。焼き鳥目当ての客がほとんどなら、焼き鳥のカテゴリをメインにするほうが実態に合っています。
宴会の受け入れが多い店は、説明文の冒頭近くに最大人数と貸切の可否を置きます。説明文は表示の際に途中で省略されることがあるため、大事な数字は先頭に寄せておくと見落とされにくくなります。
お酒を出す店が守る決まり
- 20歳未満の飲酒は法律で禁止されており、酒類を出す営業者には年齢確認などの措置が求められている。学生向けの歓迎会プランを出すなら、年齢確認を行うことも合わせて書く
- 車で来ていると分かっている客に酒を出すことは、道路交通法で禁止されている。駐車場がある店は、運転する人向けのノンアルコールメニューや運転代行の案内を添える
- 深夜0時から午前6時までお酒を主に出す営業をするには、警察署を通じて公安委員会への届出が必要になる。営業時間を延ばすときは、届出の内容と営業時間の表示を一致させる
- 飲み放題の時間、ラストオーダー、料理の品数は、実際の提供内容と一致させる。条件を伏せて安さだけを見せると、景品表示法の有利誤認にあたるおそれがある
投稿で学生の宴会を歓迎すると打ち出すこと自体はできますが、写真や文面が未成年の飲酒を思わせるものにならないよう気をつけてください。
幹事が予約前に確かめたいこと
宴会を予約する幹事は、参加者に案内を送る前に、店について確認しておきたいことがいくつもあります。電話で一つずつ聞かなくて済むよう、投稿や説明文で先に答えておくと、比較の段階で残りやすくなります。
| 確認されること | 書いておく内容 |
|---|---|
| コースの料金 | 飲み放題込みか、税やサービス料を含むか |
| キャンセルの扱い | 何日前から料金がかかるか、人数変更の締め切り |
| 支払い方法 | カードや電子マネーの可否、領収書の宛名 |
| 席の分かれ方 | 1つの部屋でまとまれるか、座敷か掘りごたつか |
| 帰りの時間 | 駅までの道順、終電に間に合う終了時刻 |
キャンセル料の規定は、予約の時点で伝わっていないと揉めやすい部分です。GBPにも書いておけば、予約前に条件を知ってもらえます。
お通しや席料は先に書いておく
居酒屋ならではの習慣に、お通し(突き出し)があります。日本の居酒屋に慣れている人には当たり前でも、初めての人や海外から来た人には、注文していない料理の料金が会計に入っていることが不満につながり、口コミで指摘されることがあります。
- お通しの有無と料金を説明文に書く
- お通しを断れるかどうかを決めて、店の方針として示す
- 席料、チャージ、深夜の割増料金があれば、その条件と金額を書く
- 外国語のメニューがあるか、どの言語かを書く
会計の内訳が来店前に分かっていれば、同じ金額でも受け止め方が変わります。料金の説明不足による低い評価は、書いておくだけで防げる種類のものです。
よくある質問
Q. 宴会の情報はどこに書けばいいですか
A. 説明文に収容人数とコースの有無を書き、詳細は投稿で出してください。説明文は長く書けないため、要点だけを絞ります。
Q. 口コミで料理の写真が増えません
A. 店側から料理の写真を定期的に上げてください。口コミの写真は待つものですが、店の投稿写真は自分で増やせます。
Q. 深夜まで営業していることは強みになりますか
A. なります。二次会や終電前の需要は、営業時間で絞り込まれます。閉店時刻を正確に設定しておいてください。
Q. 酔ったお客様とのトラブルが口コミに書かれました
A. ほかのお客様の様子に触れると、その人を特定することにつながりかねません。当日の対応で至らなかった点があれば受け止め、店としての今後の対応を書くにとどめます。事実と違う内容が含まれる場合は、感情的に反論せず、Googleの報告機能で削除を申請する方法もあります。
Q. 宴会の時期に電話がつながらないと言われます
A. 宴会の問い合わせを受ける時間帯を決め、説明文と投稿で示してください。仕込みや営業で忙しい時間に電話を受けられないのは仕方のないことで、つながりやすい時間を書いておくだけで、かけ直す手間を減らせます。予約フォームがあれば、人数や希望日などの項目をあらかじめ設けておくと、折り返しの連絡も早くなります。
Q. 一人でも入りやすい店だと伝えるには
A. カウンター席の写真を出し、一人で予約できるか、少量の料理があるかを説明文に書いてください。一人で入りにくいと感じている人は、席の様子と料理の量で判断しています。
まとめ
居酒屋のMEO対策は、人数への対応力を示すことから始まります。収容人数、個室の有無、コースの内容。この3つを具体的な数字で書けば、幹事が候補を絞る段階で残ります。
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