葬儀社が検索されるのは、ほとんどの場合が突然です。準備していた人は少なく、限られた時間のなかで決めなければなりません。この状況にある人が何を確かめたいかを考えると、出すべき情報がはっきりします。
急いでいる人が最初に確かめること

| 確認されること | なぜか | 書く場所 |
|---|---|---|
| 24時間対応か | 深夜・早朝の連絡になることが多い | 説明文の冒頭・営業時間 |
| すぐ相談できるか | その日のうちに決める必要がある | 電話番号と受付体制 |
| 費用の目安 | 予算の見当がつかない | プランごとの概算 |
| 対応エリア | 式場や自宅まで来てもらえるか | 対応範囲の明記 |
このうち最も重要なのが24時間対応の有無です。連絡がつかない時間帯があると、その時点で別の会社に決まります。
費用の目安を示す
葬儀の費用は、経験のない人には見当がつきません。金額が分からないことへの不安が、問い合わせをためらわせる原因になっています。
プランごとの概算を示してください。正確な金額は内容によって変わりますが、「家族葬で○○万円から」という幅のある書き方でも、検討の材料になります。
言葉づかいと写真の選び方
この業種では、情報発信のトーンそのものが判断材料になります。過度に宣伝的な表現や、明るすぎる写真は場面に合いません。
- 式場や控室の写真は、落ち着いた明るさで撮る
- スタッフの写真は、誠実さが伝わる表情を選ぶ
- 投稿は頻度より内容。事前相談の案内など実用的なものに絞る
- 口コミへの返信は、簡潔に、丁寧に
事前相談という接点
近年は、生前に葬儀の相談をしておく人が増えています。この層は急いでおらず、時間をかけて比較検討します。
事前相談を受け付けていることを明記しておくと、急を要する場面とは別の入口ができます。相談だけでも可能であることを書いておいてください。
プランの違いを整理して示す
葬儀のプランは名称だけでは違いが分かりません。何が含まれていて何が別料金なのかが、検討する人にとって最も知りたい部分です。
| プラン | 対象 | 含まれるものの目安 |
|---|---|---|
| 直葬・火葬式 | 身内のみ | 火葬に必要な最小限 |
| 一日葬 | 家族・近親者 | 通夜を行わない形式 |
| 家族葬 | 家族と親しい人 | 通夜と告別式 |
| 一般葬 | 会葬者を招く | 式場、返礼品などを含む規模 |
この整理を示しておくと、予算と規模から自分に合うものを選べます。名称だけを並べるより、含まれる内容を書くほうが役に立ちます。
地域の慣習に沿えるかどうか
葬儀の形式は地域によって違いがあります。その土地の慣習に沿った対応ができるかどうかは、地元で長く営んでいる会社の強みになります。
対応できる地域と、その地域の慣習に沿った進行ができることを書いてください。遠方から来た遺族にとっては、この点を任せられるかどうかが判断材料になります。
カテゴリと24時間営業の設定
葬儀社のカテゴリは、入力欄に「葬儀」と打つと候補が表示されます。自社で式場を持っているか、式場は持たずに公営斎場や寺院、自宅での葬儀を手配しているかで、合うカテゴリが変わります。スタッフが常駐する式場を複数持っている場合は、式場ごとにプロフィールを作ると、参列者が地図で式場を探すときにも役立ちます。
電話受付が24時間でも、事務所に人がいるのは日中だけということがあります。GBPの営業時間を「24時間営業」にするなら、夜間でも電話がつながり、搬送の手配ができる体制であることが前提です。夜間は電話受付のみなら、その範囲を説明文に書き分けてください。
亡くなった直後に検索する人が知りたいこと
病院や施設で家族を亡くした直後の人は、葬儀の形式より先に、目の前で何をすればよいかを知りたがっています。次のような情報を投稿や説明文で示しておくと、急いでいる人の役に立ちます。
| 場面 | 知りたいこと | 示せること |
|---|---|---|
| 病院から連絡を受けた | 遺体の搬送をどうするか | 搬送の受付方法、到着までの目安 |
| 安置の場所に迷う | 自宅以外に預けられるか | 安置施設の有無、面会できる時間 |
| 役所の手続き | 何をいつまでに出すか | 死亡届の提出を代行できるか |
| 火葬の日程 | いつ火葬できるか | 火葬場の空き状況の確認を引き受けるか |
死亡届は、死亡の事実を知った日から7日以内に出すことが戸籍法で定められています。また、墓地、埋葬等に関する法律により、原則として死亡後24時間を経過しないと火葬はできません。こうした決まりを踏まえて日程の考え方を示しておくと、初めて喪主を務める人の不安が和らぎます。
費用の表示と景品表示法
葬儀の費用は、プラン料金のほかに、火葬料、飲食、返礼品、宗教者へのお礼などが加わるのが一般的です。広告やGBPの投稿で低い金額だけを見せ、実際には必要な費用の多くが別料金になっていると、景品表示法の有利誤認にあたるおそれがあります。
- プラン料金に含まれるものと含まれないものを分けて書く
- 火葬料など、地域や施設で金額が変わるものはその旨を書く
- 安置の延長やドライアイスの追加など、追加費用が生じやすい項目を示す
- 会員価格を表示するなら、会員でない場合の価格と入会の条件を添える
口コミの依頼にも、この業種ならではの配慮が要ります。葬儀の直後に評価を頼むのは遺族の負担になるため、依頼するなら、法要の相談などで改めて連絡を取る機会に、無理のない形で伝える程度にとどめてください。
参列者が調べに来ることも想定する
葬儀社のプロフィールを見るのは、依頼する遺族だけではありません。訃報を受けた参列者が、式場の場所や駐車場、着いてからの受付の場所を調べるためにも検索します。
| 参列者が知りたいこと | 示しておく情報 |
|---|---|
| 式場の場所 | 式場ごとの住所、最寄り駅からの道順 |
| 車で行けるか | 駐車場の台数、満車のときに案内できる駐車場 |
| 遠方からの参列 | 近くの宿泊施設、遺族が控室に泊まれるか |
| 受付の場所 | 同じ日に複数の葬儀がある場合の案内表示 |
参列者がこうした情報をすぐに確かめられれば、遺族にとっても問い合わせへの対応が減るという助けになります。
よくある質問
Q. 費用を公開すべきですか
A. プランごとの概算を示してください。金額が分からないことが、問い合わせをためらわせる最大の要因になっています。
Q. 投稿は何を書けばいいですか
A. 事前相談の案内や、手続きに関する実用的な情報が適しています。頻度を上げることより、内容が役に立つかを優先してください。
Q. 口コミへの返信はどう書けばいいですか
A. 簡潔で丁寧な返信にとどめてください。場面が場面なので、営業的な言葉は避けたほうが読む人に届きます。
Q. 宗教や宗派の対応はどこまで書けばいいですか
A. 対応できる宗教・宗派と、無宗教の葬儀に応じられるかを説明文に書いてください。菩提寺がない人のために宗教者を紹介できるかどうかも、問い合わせの前に知りたい情報です。
Q. 事前相談に予約は必要かと聞かれます
A. 予約制か、来店してすぐに相談できるかを説明文に書いてください。家族と一緒に話を聞きたい人も多いため、土日や夕方の相談に応じられるか、自宅への訪問相談ができるかも添えておくと日程を決めやすくなります。相談した内容が親族に伝わらないかを気にする人には、内容を口外しないことも一言添えます。
まとめ
葬儀社のMEO対策は、急いでいる人の判断を助けることが軸です。24時間対応の明記、費用の目安、対応エリア。この3つが揃っていれば、限られた時間でも選んでもらえます。そのうえで、事前相談という別の入口を用意しておくと接点が広がります。
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