Googleローカル検索の重要性とは、感覚ではなくデータで裏付けられた事実です。Googleの調査では、スマートフォン検索のうち相当な割合が場所に関連し、近くの店舗を検索したユーザーの多くが24時間以内に実際の店舗を訪れると報告されています。本記事では、店舗オーナーがMEO対策に取り組むべき根拠となる数字を整理して解説します。
検索の約3割は「場所」に関係している

ローカル検索は一部のユーザーだけのものではなく、検索行動全体の中で大きな割合を占めています。Googleはかねてより、モバイル検索のうち約30%が位置情報に関連する検索だと公表してきました。
また、「near me(近くの)」を含む検索は世界的に年々増加を続けてきたことが知られています。日本でも「近くのラーメン」「〇〇駅 美容室」といった検索は日常の行動として定着しており、スマートフォンが「街を歩きながら店を探す道具」として使われるようになったことが、この数字の背景にあります。検索の3回に1回近くが場所がらみだとすれば、地域の店舗がここに情報を出さない手はありません。
Googleマップ自体の利用規模も圧倒的です。世界の月間利用者は10億人を超えるとされ、国内でも地図アプリの利用率ではGoogleマップが首位を走り続けています。総務省の調査で日本のスマートフォン保有率は9割前後に達しており、「ほぼ全員のポケットに、店探しの入口が入っている」状態です。この巨大な入口に無料で店舗情報を置けるのですから、活用しない理由は見当たりません。
ローカル検索したユーザーの多くが24時間以内に来店する
ローカル検索の価値は表示回数ではなく、来店への転換率の高さにあります。Googleの調査データでは、スマートフォンで近くの情報を検索した人の76%が24時間以内に関連する店舗を訪れ、そのうち28%が購入に至ったと報告されています。
これは他の広告媒体と比べると際立った数字です。たとえばWeb広告のクリック率は数%程度が一般的で、クリック後すぐ来店・購入する人はさらに少数です。一方ローカル検索のユーザーは「今から行く店」を探しているため、検索がそのまま来店予約のような役割を果たします。この「検索から来店までの近さ」こそが、他のどの集客データにも見られないローカル検索固有の価値です。
さらに「営業時間」「行き方」「駐車場」のような検索は、来店を決めた人が最後の確認のために行うものです。こうした検索に正確な情報を返せるかどうかが、来店の取りこぼしを防ぐ分かれ目になります。営業時間の誤りひとつが、確定していたはずの来店を逃す原因になるのです。
ユーザーはマップと口コミで店を選んでいる

来店先の意思決定において、Googleマップ上の情報と口コミは決定的な役割を果たしています。国内の各種消費者調査でも、飲食店や美容室を探す手段としてGoogleマップ・Google検索を挙げる人の割合はグルメサイトを上回る水準に達しています。
注目すべきポイントは次の3点です。
- 来店前に口コミを確認するユーザーは約8〜9割にのぼり、星評価は来店判断の主要な基準になっている
- 写真が充実したプロフィールは、写真が少ないものよりルート検索やサイトクリックが大幅に多い傾向がある
- 検索結果の1ページ目、特にローカルパックの3枠にクリックが集中する
つまり「表示されること」に加えて「表示されたときに選ばれる状態」を作ることが、データ上も重要だとわかります。
もう1つ見逃せないのが、検索結果の画面内で行動が完結する「ゼロクリック」傾向の広がりです。ユーザーは営業時間の確認も、電話も、経路検索も、口コミの閲覧もプロフィール上で済ませてしまい、ホームページを開かないまま来店を決めるケースが増えています。ホームページのアクセス数だけを見ていると、この動きは数字に表れません。店舗の実際の集客力は、プロフィール上での行動データまで含めて評価する必要があるのです。
数字が示すMEO対策の費用対効果
ここまでのデータを集客コストの視点で見ると、MEO対策の費用対効果の高さが際立ちます。Googleビジネスプロフィールは登録も運用も無料なので、かかるのは手間だけです。
仮に月に100人がマップ経由でルート検索し、その半数が来店したとすれば、広告費ゼロで月50件の来店を生む計算になります。同じ来店数をクリック単価数百円のWeb広告で獲得しようとすれば、月数万円以上かかることも珍しくありません。もちろん業種や立地で数字は変わりますが、「来店意欲の高い検索が大量に発生していて、受け皿の整備は無料」という構図は共通です。まずはビジネスプロフィールのパフォーマンスレポートで自店の表示回数・ルート検索数を確認し、現状を数字で把握することから始めましょう。数字を見れば、次にやるべき施策はおのずと見えてきます。
MEO対策のご相談はLINEで無料受付中
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よくある質問(FAQ)
Q. 自分の店がどれくらいローカル検索されているか調べられますか?
A. 調べられます。Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」(旧インサイト)で、表示回数・検索語句・ルート検索数・通話数などを無料で確認できます。
Q. 郊外や地方の店舗でもローカル検索の効果はありますか?
A. あります。地方は競合店舗が少ないぶん上位表示されやすく、車移動が中心の地域ではマップの経路案内が来店に直結します。商圏内の検索を確実に取ることが重要です。
Q. データを見るうえで最初に注目すべき指標は何ですか?
A. 「ルート検索数」と「検索語句」の2つです。ルート検索は来店意思のほぼ確定した行動であり、検索語句からは自店がどんなキーワードで見つけられているかが分かります。
