GoogleビジネスプロフィールのQ&A機能とは?AI回答への変更とオーナーの対応

GoogleビジネスプロフィールのQ&A機能とは、お店について利用者が質問し、オーナーや別の利用者が答える仕組みです。2025年からこの仕組みは大きく変わり、Googleマップでは利用者の質問にAIが答える形へ移っています。この記事では、2026年10月時点で確かめられる範囲で、何が変わったのか、AIの回答は何を元に作られるのか、オーナーは何をすればよいのかを順に説明します。従来のQ&Aでの自社投稿やスパム対策はQ&A機能の活用術とスパム対策で扱っています。

目次

Q&A機能はいまどうなっているか

まず、従来の仕組みと、変更後の仕組みを分けて押さえます。古い解説記事は従来の仕組みを前提にしているため、読むときに注意が必要です。

従来のQ&Aは誰でも質問・回答できる欄だった

これまでのQ&Aは、店舗のプロフィールに「質問と回答」の欄があり、利用者が質問を書き込み、オーナーやほかの利用者が回答する形でした。誰でも回答できたため、事実と違う回答が残ったり、質問の数が増えて目当ての情報を探しにくくなったりすることがありました。

2025年からAIが答える「質問」へ移っている

Googleは2025年9月、外部のツールからQ&Aを読み書きする仕組み(API)を2025年11月3日に終了すると開発者向けに案内しました。続いて2025年12月には、Googleビジネスプロフィール ヘルプ コミュニティで、Googleの担当者がQ&A機能の変更を告知しています。告知では、質問が増えて利用者が目当ての回答を探しにくくなっていたことが理由に挙げられ、利用者はGoogleマップで直接質問して回答を得られるようになること、事業者は利用者から集まった質問にまとめて回答できるようになることが説明されています。

日本での表示

日本語のヘルプ コミュニティには「Google マップの Q&A 機能に関するアップデート」という公式の投稿があります。国内でも、Googleマップの店舗ページに、その場所についてマップに質問できるボタンが表示されるようになっています。展開は段階的で、端末や業種によって表示が異なることがあります。自分の店でどう表示されるかは、スマートフォンのGoogleマップで店舗ページを開いて確かめてください。

スマートフォンでGoogleマップの店舗情報を見る利用者
Photo by henry perks on Unsplash

新しい仕組みで回答は何から作られるか

新しい仕組みでは、利用者が質問すると、Googleがその店について持っている情報から回答を作ります。コミュニティの告知や関連する案内では、オーナーの回答、プロフィールの情報、口コミなどが材料として挙げられています。

回答の材料オーナーが手を入れられるか整える場所
———
オーナーの回答できる管理画面の質問の欄
プロフィールの情報できる営業時間・属性・説明文・メニューなど
口コミ返信はできるが本文は直せない口コミへの返信
過去のQ&A自分の回答は見直せる管理画面の質問の欄

オーナーの回答

オーナーが質問に答えた内容は、同じような質問をした別の利用者への回答にも使われます。1つの回答が何度も使われるため、一般の利用者が書いた回答より影響が大きいと考えて、正確に書きます。

プロフィールの情報

営業時間、属性(駐車場・支払い方法・バリアフリーなど)、ビジネスの説明文、メニューやサービスの一覧は、質問への回答の材料になります。「駐車場はありますか」と聞かれて、属性に駐車場の情報が入っていなければ、正しい答えは出せません。入力できる項目が空欄のままになっていないかを、質問への備えとして一度点検しておきます。属性の設定は属性の設定方法で説明しています。

口コミ

口コミに書かれた内容も材料になると案内されています。口コミの本文はオーナーが直せないため、事実と違う内容には返信で正しい情報を添え、プロフィール側の情報を正確にしておくことが対策になります。

オーナーが質問に回答する手順

新しい仕組みでも、オーナーは管理画面から質問に回答できます。画面の名前は変わることがあるため、ここでは流れで説明します。

ステップ1|管理画面で質問の欄を開く

プロフィールにリンクしているGoogleアカウントでログインし、Google検索かGoogleマップで自分のビジネスを表示して、管理用のメニューから質問と回答の欄を開きます。表示が見当たらない場合は、まだ自分の店に展開されていない可能性があります。

ステップ2|集約された質問から順に答える

新しい仕組みでは、似た質問が「まとめられた質問」として一つにされ、オーナーはそれに一度答えれば済むようになっています。件数の多い質問から答えると、より多くの利用者に正しい回答が届きます。過去の質問や新しい質問に、個別に答えることもできます。週に一度など日を決めて質問の欄を開き、新しく集まった質問がないかを確かめる習慣を付けておくと、誤った回答が広がる前に手を打てます。

スマートフォンでは回答を直せない場合がある

Googleビジネスプロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」には、モバイルではQ&Aの回答を編集または削除できず、修正が必要な場合はサポートに問い合わせるよう書かれています。回答を書く前に内容を確かめ、修正が出やすい回答はパソコンから入力します。

回答の書き方

回答は、その店に来たことがない人が読むことを前提に書きます。短く、条件をはっきりさせることが基本です。

質問の言葉をそのまま回答に入れる

「駐車場はありますか」には「駐車場は店舗の裏に4台分あります」のように、質問の言葉を回答の頭に入れます。「あります」だけでは、ほかの質問と並んだときに何の答えか分かりません。

数字と条件をはっきり書く

台数、料金、時間、対象年齢など、数字で言えるものは数字で書きます。「予約なしでも入れますか」には「平日は予約なしでご案内できます。土日は予約の方を優先しています」のように、条件ごとに分けて答えます。

変わる情報は書き方に気をつける

季節のメニューやキャンペーンなど、期限のある情報を回答に書くと、終わった後も残り続けます。変わる情報は投稿機能で伝え、回答には変わらない内容だけを書きます。価格を書く場合は、改定したときに回答も見直します。

AIの回答に誤りがあったとき

AIの回答は、元になった情報が古かったり、口コミの一部の記述を拾ったりして、事実と違うことがあります。直接書き換える方法は案内されていないため、元の情報を直すのが基本です。

元になったプロフィールの情報を直す

誤りの内容に近い項目を、プロフィールの中から探して直します。営業時間なら営業時間、設備なら属性、サービスの内容なら説明文やサービスの一覧です。説明文の書き方は説明文の書き方を参照してください。

質問の欄で正しい答えを書く

同じ内容の質問が集まっている場合は、オーナーとして正しい回答を書きます。オーナーの回答は回答の材料として使われるため、誤りを打ち消す情報になります。

直らないときはサポートに問い合わせる

プロフィールを直しても誤った回答が続く場合や、スマートフォンで書いた回答を直せない場合は、Googleビジネスプロフィールのサポートに問い合わせます。問い合わせの流れはサポートへの問い合わせ方法で説明しています。

業種ごとに先に答えを用意したい質問

新しい仕組みでは、質問される前に答えの材料をプロフィールにそろえておくことが、いちばん確実な準備になります。業種ごとに聞かれやすいことを洗い出しておきます。

業種聞かれやすいこと答えを置く場所
———
飲食店個室、子ども連れ、予約、支払い方法属性・メニュー・説明文
美容室・サロン当日予約、メンズ対応、駐車場属性・サービス・説明文
整体院・医院保険の扱い、予約の要否、バリアフリー属性・説明文・営業時間
教室・学習塾対象学年、体験の有無、送迎の駐車サービス・説明文

来店型の店で先に整えること

飲食店や小売店は、駐車場、支払い方法、席の種類、子ども連れの対応が質問の中心です。これらは属性で入力できるものが多いため、まず属性の抜けを埋めます。

予約制の店で先に整えること

サロンや医院、教室は、予約の要否と当日の受け入れ、初めての人の流れが質問の中心です。説明文に「初めての方は〜」と流れを一文入れておくと、回答の材料になります。

従来のQ&Aで残っている内容の扱い

変更前に書き込まれた質問と回答は、Googleが店を理解する材料として引き続き使われ、マップに表示されることがあると告知されています。放置せずに見直します。

過去のオーナー回答を見直す

営業時間や価格が変わっているのに、古い回答が残っていないかを確かめます。古い回答はAIの回答の材料になり続けるため、管理画面で最新の内容に書き直します。

第三者の誤った回答への対処

従来のQ&Aでは、ほかの利用者が事実と違う回答を書いていることがあります。オーナーとして正しい回答を書いたうえで、不適切な内容は報告します。報告の扱いは冒頭で紹介したスパム対策の記事で説明しています。

Q&Aの変更で迷いやすいこと

従来のQ&Aの欄はもう使えないのですか?

告知では、利用者向けの表示はGoogleマップで直接質問する形に変わり、事業者は管理画面から回答できると説明されています。展開は段階的で、表示は端末や地域によって異なるため、自分の店の表示を確かめてください。

AIの回答を自分で書き換えることはできますか?

直接書き換える方法は案内されていません。元になるプロフィールの情報を直し、質問の欄でオーナーとして正しい回答を書くのが基本です。

自分で質問を書き込んで回答する方法はまだ使えますか?

従来の自社投稿の方法は、新しい仕組みでは中心ではなくなっています。質問を自作するより、属性や説明文に答えの材料をそろえておくほうが、どの質問にも対応できます。

外部のMEOツールからQ&Aを管理できますか?

Googleは外部ツールからQ&Aを読み書きする仕組みを2025年11月3日に終了すると案内しています。ツールでQ&Aを管理していた場合は、管理画面からの回答に切り替えます。

質問が届いたことに気づく方法はありますか?

管理画面の質問の欄を定期的に開くのが確実です。通知の設定は画面の変更で変わることがあるため、通知だけに頼らず、日を決めて確かめる運用にしておきます。

質問への回答は検索順位に影響しますか?

Googleは順位の決め方の詳細を公開していません。回答の目的は順位ではなく、来店前の疑問に正しく答えることと考えます。

質問に答える準備はプロフィールを整えることから

Q&A機能は、利用者とオーナーが書き込む欄から、Googleマップが店の情報をもとに答える仕組みへ移っています。オーナーにできることは、管理画面で集まった質問に正確に答えることと、回答の材料になる営業時間・属性・説明文を正しく保つことの2つです。仕組みは2026年10月時点でも段階的に展開されているため、変更があればGoogleビジネスプロフィール ヘルプとヘルプ コミュニティの告知で確かめてください。

最新情報をチェックしよう!